山下さん(お母さん)

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思考力育成 小・中学生クラス
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体験者からのコメント

返事をしない、片付けも出来ない、駄々をこねて泣き叫ぶ、そんな子でした

長男が教室に通い始めて4年目になります。

小学校入学直前でした。

次男の心臓が良くないとわかったころから、長男の言葉数が少なくなったように思います。

ショックのあまりふさぎこんだ私は、もう一人の大切な息子である長男に、十分に話しかけてやることができなくなっていました。

 

次男の体調に合わせた生活の中、長男とは一緒に思い切り外で遊ぶこともできませんでした。風邪をひかせると危険な次男のために、長男に「手を洗いなさ い」「うがいしなさい」とうるさく言っていました。次男の重い病気のことで頭がいっぱいになり、いちばん大切な幼児期に、長男の子育てがおろそかになって いました。

 

そのころの長男は、返事をしない、片づけが自分からできない、しかられると「やだ〜やだ〜」とひたすら泣き叫ぶなどの態度をよくとっていました。

感情的にしかったりしないようにしよう、心を落ち着けて接しようと、夫婦で努力をしていたつもりでしたが、長男の態度はなかなか改善せず、頭を悩ましていました。

 

講師の方のお話はとても衝撃的でした

そんなときに、子供たちを通わせている保育園で教育講演会が開かれるとの案内を見ました。本当にほんのお付き合いだけの参加で、すぐに帰るつもりでいました。
ところが、講師の方のお話はとても衝撃的で、頭の上に大きな岩が落ちてきたような感覚でした。

子供たちへの接し方について、「どうしてやらないの?どうしてできないの?などと言ってはいませんか?」と先生から問いかけられました。その他、いろい ろと注意点を挙げられる中、それがすべて自分の行動にあてはまると思いました。

 

「お父さんお母さんが、できること(=能力)を育ててあげていないのに、それを棚に上げてお子さんを責めてはいませんか?」と言われたときには、「あ、言っています!」と思いました。
それまでの私たち夫婦は、「あれをやってはダメ、これをやってはダメ」と長男を締め付けることが、いい教育だと思っていました。しかし、これはまったく逆でした。

そんなやり方では、子供を責め、自信をなくさせ、自立をさまたげるだけだったのです。

 

話を聞くまではすぐに帰ろうと思っていた私でしたが、講演会の最後まで残って、たくさんの質問をしました。
帰宅してすぐに主人に相談しました。ラ・コスモスの教室で思考力開発のトレーニングを受けさせたいと夫婦で意見が一致しました。長男が興味を持つかが少し不安 でしたが、持ち帰った資料を見て、「行ってみたい」と言ってくれたので、早速、教室に通わせ始めました。

 

自信をもった顔つきに変わり、先生に褒められるまでに!

トレーニングが始まると、長男はいろいろなことに興味をもつようになりました。それも「これはなあに?」と聞くだけではなく、「どうやって使うの?」な どと一歩踏み入った内容まで質問をするようになってきたので、親のほうも答えるのに大変でした。辞書を引っ張り出してきて答えることもよくありました。

トレーニング開始後2ヶ月してから小学校に入学しました。1学期はまだ落ち着きが出ず、授業中に指名される前に答えたり、少し怒りっぽい態度があったりし て、担任の先生も心配をされていたようでした。が、2学期になると少しずつ落ち着いてきました。とても楽しそうに勉強に取り組む長男の姿を見て、「これが 学ぶことの楽しさなんだな」と私たちも感じました。

 

3学期には自信をもった顔つきに変わり、先生からも「思考力がすばらしいですね」とほめられるようになりました。現在は小4になりましたが、長男の成長に合わせて、声かけの仕方を主人と相談し、接し方を変えてみることにしました。本人の自主性を尊重し、話 をよく聞くように心がけました。

すると長男の表情がますます明るくなり、「トレーニング中に図形や問題をよく見て、集中して取り組んでいますね。」「人の話をよく聞いて、じっくりと考えられるようになりました。ご家庭での取り組みの成果ですね」と担当の先生にも言われました。

 

トレーニングを始めて、一番変わったのは私たち夫婦だと思います

次男も4歳になったときに、トレーニングを始めました。彼の場合は、言葉の遅れがあったことがトレーニング開始の理由でした。次男が幼稚園に入園したと き、ちょうど長男は小学校入学。不器用な私は同時進行で二人を見ていくことが難しく、そのために次男の言葉が遅れてしまったように思えました。担当の先生 の勧めもあって音楽療法も行い、次男の可能性を伸ばすためにいろいろな努力をしています。

 

トレーニング開始から2ヶ月で次男の言葉にも変化が見え始めまし た。その後、週2回のトレーニングにしたところ、見違えるほど精神的に落ち着いて、物事に取り組めるようになりました。図形がよくとらえられるようにな り、「見る力」が向上したようです。

 

次男の病気、長男の教育。私がひとつのことに一生懸命になりすぎて、ゆとりがもてなかったために、子供たちには本当にかわいそうなことをしてしまったと思います。
トレーニングを始めて、一番変わったのは私たち夫婦だと思います。成長していく能力をもって生まれてくる子供たちの芽を、気づかずに親がつぶしてしまわないこと。その大切さに気づきました。

そして、それに“ハッ”と気づいたときから、親と子供がともに成長できるということを私たちは体験しました。



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